テレビの処分方法と費用
結論:家庭用のテレビ(ブラウン管式・液晶式・有機EL式・プラズマ式)は家電リサイクル法の対象で、自治体の粗大ごみでは収集されません(例:大阪市・横浜市)。処分には、メーカーと画面サイズ(15V型以下/16V型以上)で決まるリサイクル料金と、引き取ってもらう場合の収集運搬料金がかかります。買い替えなら新しく買う店へ、処分のみなら以前に買った店か自治体が案内する窓口へ申し込み、自分で指定引取場所に運べば収集運搬料金はかかりません。チューナーレステレビやパソコン用モニターは家電リサイクルの対象外です。
総額は「リサイクル料金+収集運搬料金」です。リサイクル料金は主なメーカー6社の液晶・有機EL・プラズマ式で15V型以下1,870円・16V型以上2,970円(税込、2026年10月29日確認)、収集運搬料金は頼む先で違います(金額の例は料金の節)。
お住まいの市区町村での出し方・相談先は、地域から探すで確かめられます。
テレビの処分方法と総額の比較(販売店・自治体・自分で運ぶ・回収業者)
| 方法 | 費用 | 申込・日時 | 運び出し | 向いている場合 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 買い替える店に引き取ってもらう | リサイクル料金+収集運搬料金 | 新しいテレビの配送時に引き取り | 配送時に店が引き取る | テレビを買い替える | 配送と同じ日・同じ場所での引き取りを条件に、運搬の料金を低くしている店がある(量販店の引き取り) |
| 以前に買った店・量販店に処分のみを頼む | リサイクル料金+収集運搬料金(訪問の費用が加わる例あり) | 店に申し込み、立ち会う | 店が引き取る(階段下ろし作業などは別料金の店がある) | 買い替えずに処分だけしたい | 引き取りの方法は店ごとに違う |
| 自治体が案内する方法で出す | リサイクル料金+収集運搬料金 | 自治体が案内する依頼先に申し込む | 依頼先の案内による | 買った店が分からない | 方法は自治体ごとに違う(例:大阪市は市の許可業者への運搬の依頼、横浜市は横浜家電リサイクル推進協議会などを案内) |
| 指定引取場所へ自分で運ぶ | リサイクル料金(郵便局の払込手数料が別) | 事前に郵便局で料金を払い込み、営業日に持ち込む(予約は不要とされる) | 自分で運ぶ(運ぶ車が必要) | 車があり、自分で運べる | 事前に郵便局で家電リサイクル券を使って料金を払い込む(手順) |
| 回収業者に頼む | リサイクル料金+業者の見積もり(料金の決まり方は料金相場) | 業者と日時を相談 | 業者が引き取る(ほかの不用品と一緒に頼める) | ほかの不用品とまとめて出したい | 許可の確認と、家電リサイクル券(控え)の受け取りが必要(注意) |
経済産業省は、買い替えなら新しい製品を買う店に、処分のみなら処分する製品を買った店に引き取りを頼み、買った店が分からない場合は市区町村の案内する方法で処分するよう案内しています。引き取る義務のない製品の引き取りに応じる小売業者もあるとしています。どの方法でもリサイクル料金はかかり、差が出るのは収集運搬料金と作業の料金です。まだ新しく使えるテレビは、環境省も、古物商の許可を持つ信用できるリユースショップ(中古品販売店)に中古品として買い取ってもらうよう案内しています。
自治体の案内の例
- 大阪市:家電リサイクル法の対象品目の引き取りや収集・運搬は行わないとしています。買い替え以外で買った店が分からない場合は、郵便局の家電リサイクル券でリサイクル料金を振り込み(振込手数料が別に必要)、自分で指定引取場所に運ぶか、運べない場合は大阪市の一般廃棄物(ごみ)収集運搬業の許可業者に運搬を頼み、運搬料金を許可業者に払うよう案内しています。許可業者は区ごとに一覧があります。
- 横浜市:市では回収できないとしています。処分のみで買った店が不明な場合、自分で運べるなら市内・近郊の指定引取場所へ(収集運搬料金はかからない)、運べないなら横浜家電リサイクル推進協議会か家電リサイクル協力店へ申し込むよう案内し、収集運搬料金はそれぞれの申込先に確認するよう案内しています。
お住まいの自治体の案内は、家電リサイクル券センターの全国自治体家電リサイクル関連ページ検索(新しいタブで開きます)か、地域のページで確認してください。
出典:経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(2024年7月10日更新)/環境省「無許可の回収業者を利用しないでください」(新しいタブで開きます)/大阪市「家電リサイクル法対象品目の出し方」(新しいタブで開きます)(2026年10月23日)/横浜市「エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の出し方」(新しいタブで開きます)(2025年11月12日更新)(いずれも2026年10月25日確認)
家電リサイクル料金と収集運搬料金(金額は家電リサイクル券センターの一覧で確認)
総額は「リサイクル料金+収集運搬料金」です。リサイクル料金は、家電リサイクル券センターの一覧で主なメーカー6社の液晶・有機EL・プラズマ式テレビが15V型以下1,870円・16V型以上2,970円(税込、2026年10月29日確認。主なメーカーのリサイクル料金)です。量販店の公式表示の収集運搬料金は、買い替え時の例がヨドバシ・ドット・コムの550円(税込。届けと同じ日・同じ場所などの条件)、引き取りのみの例がビックカメラ.comの9,500円(主な対象メーカーの例。税込・税抜の表記なし)です(2026年10月25日確認)。
リサイクル料金:メーカーと画面サイズで決まる
テレビのリサイクル料金は、メーカー(製造業者等)と画面サイズの区分で異なります。区分は、液晶・有機EL・プラズマ式テレビが15V型以下(小)/16V型以上(大)、ブラウン管式テレビが15型以下(小)/16型以上(大)です。画面サイズは、テレビ前面のパネル部の型番か裏面の定格表示で調べ、型番の最初の2桁の数字が画面サイズになっている場合が多いとされています。分からない場合は画面の長さで判別し、小数点で書かれている場合は四捨五入します。金額は家電リサイクル券センターのリサイクル料金一覧(主要メーカー)(新しいタブで開きます)でメーカー名から調べられます(調べ方は家電4品目の処分方法と料金)。
2026年10月29日に一覧で確かめた主なメーカー6社のテレビのリサイクル料金は、液晶・有機EL・プラズマ式が15V型以下1,870円・16V型以上2,970円、ブラウン管式が15型以下1,320円〜1,870円・16型以上2,420円〜2,970円(いずれも税込)です(主なメーカーのリサイクル料金の表)。
収集運搬料金:頼む先が決める
経済産業省によると、収集運搬料金は小売業者が廃家電を引き取って指定引取場所まで運ぶための料金で、小売業者ごとに異なり、店頭やホームページなどで公表されています。自分で指定引取場所に持ち込む場合はかかりません。量販店の公式表示の例は量販店の引き取りの節にまとめました。
対象になるテレビ・ならないテレビ
家電リサイクル券センターの対象一覧では、ブラウン管式テレビ(VTR内蔵・ラジカセ一体型を含む)、液晶・有機EL・プラズマ式テレビ、HDD・DVD等内蔵テレビ、チューナー分離型テレビが対象です。一方、電源として一次電池または蓄電池を使う液晶・有機EL式テレビ(一部対象の製品あり)、ディスプレイモニター(テレビチューナー付きを含む。チューナーレステレビとして販売されているものも含む)、建物に組み込めるよう設計されたテレビ、病院・旅館などのコインボックス内蔵型テレビ、プロジェクションテレビは対象外です。リモコン(電池を除く)や付属のスタンドは一緒に引き取れますが、テレビ台は引き取れません。パソコン用モニターはパソコンリサイクルの扱いです(パソコン・モニターの処分方法)。
なお、有機ELテレビは令和6年4月1日から家電4品目の対象に加わりました(仙台市の案内)。
出典:家電リサイクル券センター「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)」(新しいタブで開きます)・「対象廃棄物(家電4品目)一覧」(新しいタブで開きます)/経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)/仙台市「市で収集しないものの相談先(家電4品目)」(新しいタブで開きます)(2024年4月1日更新)(いずれも2026年10月25日確認)
家電量販店の引き取り(買い替え時・処分のみ)
家電リサイクル法では、小売業者は自分が過去に売った製品と、買い替えで同じ種類の製品を売るときに引取りを求められた製品を引き取る義務があります(家電4品目の処分ルート)。経済産業省は、液晶式テレビを買ってブラウン管式テレビを出す場合も同じ種類にあたるとしています。それ以外の「処分のみ」を受けるかどうかと料金は、店ごとの決まりです。大手量販店の公式サイトで確認できたテレビの条件は次のとおりです(リサイクル料金は別にかかります)。
| 販売店(公式ページ) | 処分のみの引き取り | テレビの収集運搬料金など(公式表示。リサイクル料金を含まない額) | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| ビックカメラ.com(新しいタブで開きます) | 受け付ける(「引き取りのみのリサイクル」) | 収集運搬費用は、購入時の引き取り:2,750円。引き取りのみ:9,500円(主な対象メーカーの例。液晶・有機EL・プラズマテレビの「アペックス、オリオン、エスケイネット など」16V型以上の行だけ9,200円と表示され、同じ行の合計は13,200円。税込・税抜の表記なし)。同社の表は、再商品化等費用(リサイクル料金)と収集運搬費用の合計を「リサイクル料金合計」としている | ビックカメラ.comの価格で、店舗や他店とは異なると記載。作業員3名以上や階段での搬入・搬出は追加料金。チューナーレステレビ・PCモニターなどは対象外 |
| ヨドバシ・ドット・コム(新しいタブで開きます) | 購入と同時の回収を案内(家電リサイクル法の対象以外の不用品回収は受け付けないと記載) | リサイクル搬送費550円(税込)。届け日と回収日が別・届け先と回収場所が別・注文数を超える場合などは2,750円(税込・税抜の表記なし) | 同じ品目・同数・届けと同日・同じ場所が550円の条件。一部地域は搬送費に追加料金の場合あり |
| ヤマダウェブコム(新しいタブで開きます) | 購入した人の旧機種の回収を案内。店舗への持ち込みも受け付けると記載(持ち込みの場合も「リサイクル料金+収集運搬料 2,750円(税込)」と表示) | テレビの収集運搬料2,750円(税込)。「訪問回収費 ※リサイクル回収のみの場合」2,750円(税込) | 宅配で届く大型でない家電(およそ46型未満のテレビなど)はウェブでは受け付けず、店舗かコールセンターで受付(別途有料)。階段下ろし作業は別料金 |
各社の公式ページを2026年10月25日に確認した表示です。表の金額はリサイクル料金を含まず、リサイクル料金はメーカーと画面サイズで別にかかります。当サイトの掲載業者ではなく、依頼先としての推奨でもありません。地域(離島・遠方)や作業の条件で料金が変わる場合があります。申し込む前に各社の案内を確認してください。
出典:経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(小売業者向けQ4・Q12)/各社公式ページ(いずれも2026年10月25日確認)
指定引取場所へ自分で運ぶ(収集運搬料金がかからない方法)
- メーカー名と画面サイズを確認:リサイクル料金はメーカーと大小区分で決まります。
- 郵便局で払い込む:郵便局に置いてある家電リサイクル券(料金郵便局振込方式)に記入し、リサイクル料金と払込手数料を払います。記入は1台につき1枚です。窓口で払い込んだ場合は振替払込受付証明書を、ATMの場合はご利用明細票(振替受付票)の写しを、券の「指定引取場所控」に貼ります。経済産業省は、一部の簡易郵便局では券を受け取れない場合があるとしています。
- 指定引取場所に持ち込む:住所と営業日は指定引取場所検索(新しいタブで開きます)で確認します。標準の営業日・時間は月曜〜土曜(日祝休)9:00〜12:00、13:00〜17:00(受付終了は午前・午後とも30分前)で、場所ごとに変わることがあります。住んでいる地域にかかわらず全国の指定引取場所を利用できます。予約は不要とされています(経済産業省)。
- 券の貼り方:液晶・有機EL・プラズマ式テレビは本体の背面左上部に、ブラウン管式テレビは右側面上部の取っ手の下に貼ります。ガラスのリサイクルの障害になるため、画面には貼りません。
この券の有効期限は、郵便局での振込日の翌日から10年です。
出典:家電リサイクル券センター「料金郵便局振込方式」(新しいタブで開きます)/経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(排出者向けQ9・Q10)(いずれも2026年10月25日確認)
回収業者に頼む場合の注意(許可・リサイクル券)
- 許可:経済産業省は、家庭の廃棄物を回収できるのは一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者か市町村の委託を受けた業者で、許可や委託を確認できない不用品回収業者には家電4品目を引き渡さないよう案内しています。環境省も、産業廃棄物処理業や古物商の許可では家庭の廃棄物は回収できないとしています。許可の見方は許可の確認方法をご覧ください。
- 自治体の扱いの例:大阪市は、買った店が分からず自分で運べない場合の依頼先として大阪市の一般廃棄物収集運搬業の許可業者を案内し、リサイクル料金は郵便局の家電リサイクル券で事前に払う方法を示しています。許可業者に家庭の家電を頼めるかどうかの扱いは自治体ごとに違うため、地域のページか自治体の担当課で確認してください。
- 家電リサイクル券:リサイクル料金を払うと家電リサイクル券が発行され、券の番号(お問合せ管理票番号)を家電リサイクル券センターのメーカー引取確認(新しいタブで開きます)に入れると、メーカーに引き渡されたかを確認できます。業者から郵便局の券での支払いを案内される場合もあります。
- 見積もり:リサイクル料金と、運搬・作業の料金を分けて書いてもらいます。「無料で引き取る」という勧誘は無料回収の注意点を確認してください。
料金や契約で困ったときは、消費者ホットライン(188)に相談できます。
出典:経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(排出者向けQ15)/環境省「無許可の回収業者を利用しないでください」(新しいタブで開きます)/大阪市(新しいタブで開きます)/家電リサイクル券センター「消費者の方へ」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
掲載業者について
当サイトは、家庭の不用品を回収できる許可(または市区町村の委託)を確認できた業者だけを掲載します。2026年10月31日現在、掲載業者は0社で、掲載基準を満たす業者を確認中です。基準は評価基準と掲載基準をご覧ください。業者に頼むときは、業者の選び方(依頼前のチェックポイント)の順に確かめてください。
よくある質問
テレビの処分費用を安く抑える方法は?
どの方法でもリサイクル料金(メーカーと15V型以下・16V型以上の区分で決まる)はかかるため、差が出るのは収集運搬料金と作業の料金です。自分で指定引取場所に運べば収集運搬料金はかからず、かかるのはリサイクル料金と郵便局の払込手数料です(経済産業省)。買い替えなら、配送と同じ日・同じ場所での引き取りを条件に運搬の料金を低くしている店があります(例:ヨドバシ・ドット・コムのリサイクル搬送費550円(税込)、2026年10月25日確認)。まだ使えるテレビは、古物商の許可を持つリユースショップへの売却も選べます(環境省)。
テレビを「無料で回収」する業者がいるのはなぜですか?
無料にしている理由は業者ごとに違い、当サイトでは確かめられません。環境省は、家電リサイクル法の対象品はリサイクル料金がかかることなどから、無料で引き取られる場合や買い取られる場合でも直ちに有価物(廃棄物でない物)とは判断できず、不用品回収業者に引き渡す行為は再使用が目的と明らかな場合を除き処分を委ねていると判断すべき、との考え方を示しています(環境省「違法な不用品回収業者・ヤード業者の対策について」令和3年4月19日(新しいタブで開きます)、2026年10月25日確認)。経済産業省も、無料回収と言いながら高額を請求するトラブルが起きているとして、許可や委託を確認できない業者に家電4品目を渡さないよう案内しています。
チューナーレステレビやパソコンのモニターも同じ出し方ですか?
家電リサイクル券センターは、チューナーレステレビとして販売されているものを含む液晶・有機EL式モニターを家電リサイクル法の対象外とし、パソコンモニターはパソコンリサイクルの扱いとしています。出し方はパソコン・モニターの処分方法を確認し、迷う場合はメーカーかお住まいの自治体に問い合わせてください。
お住まいの地域の出し方と相談先を調べる
買った店が分からないテレビの出し方や、許可業者に家庭の家電を頼めるかどうかの扱いは自治体ごとに違います。お住まいの地域のページで、自治体の案内と相談先を確認してください。