エアコンの処分方法と費用(取り外し・引き取り)
結論:家庭用エアコン(壁掛け形・床置き形・ウィンド形など)は家電リサイクル法の対象で、自治体の粗大ごみでは収集されません(例:横浜市・大阪市)。処分には、メーカーで決まるリサイクル料金(室内機と室外機をあわせた料金)と、引き取ってもらう場合の収集運搬料金がかかり、壁から外す必要があれば取り外し工事の料金が別にかかります。取り外しの前には、冷媒フロンを室外機に回収するポンプダウンという作業が必要です。ダイキンは、買い替えなら新しいエアコンを買う店が、処分のみなら処分するエアコンを買った店が、古いエアコンを取り外して引き取ると案内しています。買った店が分からない場合は、自治体が案内する方法で出します。
総額は「リサイクル料金+収集運搬料金」(取り外しの工事が要れば、その料金も)です。リサイクル料金は主なメーカー6社で550円〜990円(税込、2026年10月29日確認)、収集運搬料金は頼む先で違います(金額の例は料金の節)。
お住まいの市区町村での出し方・相談先は、地域から探すで確かめられます。
エアコンの処分方法と総額の比較(販売店・自治体・自分で運ぶ・回収業者)
| 方法 | 費用 | 申込・日時 | 運び出し | 向いている場合 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 買い替える店に引き取ってもらう | リサイクル料金+収集運搬料金+取り外し工事の料金 | 新しいエアコンの設置時に取り外し・引き取り | 店が取り外して引き取る(取り外しは別料金) | エアコンを買い替える | ダイキンは、買い替えの場合は新しいエアコンを買う店が古いエアコンを取り外して引き取ると案内 |
| 以前に買った店・量販店に処分のみを頼む | リサイクル料金+収集運搬料金(訪問の費用・取り外しの料金が加わる例あり) | 店に申し込み、立ち会う | 店が引き取る(取り外しをしない店もある) | 買い替えずに処分だけしたい | 「引き取りのみ」では取り外しをしない店がある(量販店の引き取り) |
| 自治体が案内する方法で出す | リサイクル料金+収集運搬料金 | 自治体が案内する依頼先に申し込む | 依頼先の案内による | 買った店が分からない | 依頼先は自治体ごとに違う(例:横浜市は横浜家電リサイクル推進協議会など、大阪市は市の許可業者を案内) |
| 指定引取場所へ自分で運ぶ | リサイクル料金(郵便局の払込手数料が別)+取り外しを頼む場合はその料金 | 事前に郵便局で料金を払い込み、自分で持ち込む | 取り外したエアコンを自分の車で運ぶ | 取り外し済みで、運ぶ車がある | 取り外しにはポンプダウンが必要(取り外し工事と冷媒フロン) |
| 回収業者に頼む | リサイクル料金+業者の見積もり(料金の決まり方は料金相場) | 業者と日時を相談 | 業者が引き取る(取り外しを頼む場合は方法と料金を確認) | ほかの不用品とまとめて出したい | 許可、取り外しの方法、家電リサイクル券(控え)の受け取りを確認(注意) |
自治体の案内の例
- 横浜市:市では回収できないとしています。処分のみで買った店が不明な場合、自分で運べるなら市内・近郊の指定引取場所へ(事前に郵便局の家電リサイクル券でリサイクル料金を振り込む。収集運搬料金はかからない)、運べないなら横浜家電リサイクル推進協議会か家電リサイクル協力店へ申し込むよう案内しています。収集運搬料金はそれぞれの申込先に確認するよう案内しています。
- 大阪市:家電リサイクル法の対象品目の引き取りや収集・運搬は行わないとしています。買い替え以外で買った店が分からない場合は、郵便局でリサイクル料金を振り込んだうえで、自分で指定引取場所に運ぶか、大阪市の一般廃棄物(ごみ)収集運搬業の許可業者に運搬を頼む(運搬料金は許可業者に払う)よう案内しています。
ダイキンは、買った店が分からない・連絡できない家庭のエアコンについて、まず近くの家電販売店で引き取れるか相談し、次に市区町村に問い合わせるよう案内しています。お住まいの自治体の案内は、家電リサイクル券センターの全国自治体家電リサイクル関連ページ検索(新しいタブで開きます)か、地域のページで確認してください。
出典:横浜市「エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の出し方」(新しいタブで開きます)(2025年11月12日更新)/大阪市「家電リサイクル法対象品目の出し方」(新しいタブで開きます)(2026年10月23日)/ダイキン工業「ルームエアコンをお使いのみなさまへ」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
家電リサイクル料金と収集運搬料金(金額は家電リサイクル券センターの一覧で確認)
総額は「リサイクル料金+収集運搬料金(+必要なら取り外し工事の料金)」です。リサイクル料金は、家電リサイクル券センターの一覧で主なメーカー6社が550円〜990円(税込、2026年10月29日確認。主なメーカーのリサイクル料金)です。量販店の公式表示では、収集運搬料金がヤマダウェブコム3,300円(税込)、ビックカメラ.comの購入時3,300円・引き取りのみ9,500円(税込・税抜の表記なし)、取り外しの料金がヨドバシ・ドット・コムの標準4,400円(税込)です(2026年10月25日確認)。
リサイクル料金:メーカーで決まり、室内機と室外機をあわせた料金
エアコンのリサイクル料金はメーカー(製造業者等)で異なり、金額は家電リサイクル券センターのリサイクル料金一覧(主要メーカー)(新しいタブで開きます)で調べられます(調べ方は家電4品目の処分方法と料金)。家電リサイクル券センターによると、料金は室内機と室外機をあわせた料金で、どちらか一方だけを処分する場合も変わりません。マルチエアコンは、室内機と室外機が同じメーカーで、同じ日に同じ指定引取場所に引き渡す場合に限り1台分の料金になります。
2026年10月29日に一覧で確かめた主なメーカー6社のエアコンのリサイクル料金は、550円〜990円(税込)です(主なメーカーのリサイクル料金の表)。
収集運搬料金・取り外しの料金:頼む先が決める
収集運搬料金は小売業者ごとに異なり、店頭やホームページなどで公表されています(経済産業省)。ダイキンは、収集・運搬料金などとは別に、エアコンを取り外す場合は別途料金がかかると案内しています。量販店の公式表示の例は量販店の引き取りの節にまとめました。
対象になるエアコン・ならないエアコン
家電リサイクル券センターの対象一覧では、壁掛け形のセパレート形エアコン(ガスヒーター・ハイブリッドを含む)、床置き形のセパレートエアコン、ウィンド形エアコン、マルチエアコン(室内機は壁掛け形・床置き形が対象)が対象です。天井埋め込みカセット形、壁埋め込み形、天吊り形、パッケージエアコンなどの業務用、冷風機・冷風扇、スポットエアコン、ウィンドファン、除湿機は対象外です。リモコン(電池を除く)、室内機用の取付金具、商品に同梱の工事部材は一緒に引き取れますが、別売りの配管パイプ・ドレンパイプ・配管カバー、室外機の置台・屋根、ヒートポンプ給湯機のヒートポンプユニット(エアコンではない)は引き取れません。
出典:家電リサイクル券センター「対象廃棄物(家電4品目)一覧」(新しいタブで開きます)・「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)」(新しいタブで開きます)/経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)/ダイキン工業(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
取り外し工事と冷媒フロン(ポンプダウン)
- ポンプダウン:経済産業省によると、家庭用エアコンには室内外のユニットと接続配管の中に相当量の冷媒フロンが入っており、そのまま配管を外すとフロンが大気中に放出され、オゾン層破壊や地球温暖化の原因になります。このため、取り外しの前に冷媒フロンを室外機に回収する作業(ポンプダウン)が必要とされています。
- フロンの回収:家電リサイクル法では、引き取ったエアコンに含まれるフロンはメーカーが回収することとされています(環境省)。業務用エアコンは家電リサイクル法の対象外で、フロン排出抑制法にもとづき使用者(廃棄等実施者)にフロン回収の義務があります(経済産業省)。
- 自分で外した部品だけは困難:経済産業省は、自分で解体した家電4品目や部品だけを引き取ることは困難として、自分で解体したり部品を外したりしないよう呼びかけています。
- 取り外しの料金の例:量販店の公式表示では、ヨドバシ・ドット・コムが設置と同時の標準の取り外し代金を4,400円(税込。回収製品のメーカーによって異なる場合あり)、ビックカメラ.comが購入時の取り外し工事を4,400円〜(税込・税抜の表記なし)としています。ヤマダウェブコムは、取り外しなどの工事で費用がかかる場合は現地で別途工事料金を払うとしています(いずれも2026年10月25日確認)。
指定引取場所へ自分で持ち込むには、取り外したエアコンを運ぶ必要があります。取り外しをどこに頼むかと料金は、販売店や工事の依頼先に確認してください。
出典:経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(排出者向けQ12、小売業者向けQ14・Q15)/環境省「家電リサイクル法の概要」(新しいタブで開きます)/ヨドバシ・ドット・コム「エアコン設置工事」(新しいタブで開きます)/ビックカメラ.com(新しいタブで開きます)/ヤマダウェブコム(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
家電量販店の引き取り(買い替え時・処分のみ)
家電リサイクル法では、小売業者は自分が過去に売った製品と、買い替えで同じ種類の製品を売るときに引取りを求められた製品を引き取る義務があり、引き取りは排出者が出す場所(家庭など)で行うこととされています(家電4品目の処分ルート)。それ以外の「処分のみ」を受けるかどうかと料金は、店ごとの決まりです。大手量販店の公式サイトで確認できたエアコンの条件は次のとおりです(リサイクル料金は別にかかります)。
| 販売店(公式ページ) | 処分のみの引き取り | エアコンの収集運搬料金など(公式表示。リサイクル料金を含まない額) | 取り外し・主な条件 |
|---|---|---|---|
| ビックカメラ.com(新しいタブで開きます) | 受け付ける(「引き取りのみのリサイクル」) | 収集運搬費用は、購入時の引き取り:3,300円。引き取りのみ:9,500円(税込・税抜の表記なし)。同社の表は、再商品化等費用(リサイクル料金)と収集運搬費用の合計を「リサイクル料金合計」としている | 購入時はリサイクル費用に取り外し料金が含まれず、別に取り外し工事(4,400円〜)を申し込む。引き取りのみの場合は取り外しを行わず、事前の取り外しが必要。業務用エアコン・スポットエアコンは対象外 |
| ヨドバシ・ドット・コム(新しいタブで開きます) | 購入と同時の回収を案内(家電リサイクル法の対象以外の不用品回収は受け付けないと記載) | リサイクル搬送費550円(税込)。届け日と回収日が別・届け先と回収場所が別・注文数を超える場合などは2,750円(税込・税抜の表記なし) | 設置と同時の標準の取り外し代金4,400円(税込)。リサイクル回収は別途料金 |
| ヤマダウェブコム(新しいタブで開きます) | 購入した人の旧機種の回収を案内 | エアコンの収集運搬料3,300円(税込)。「訪問回収費 ※リサイクル回収のみの場合」2,750円(税込) | 取り外しなどの工事が必要で費用がかかる場合は現地で別途工事料金。購入台数を超える回収・別の日・別の住所は事前にコールセンターへ相談 |
各社の公式ページを2026年10月25日に確認した表示です。表の金額はリサイクル料金を含まず、リサイクル料金はメーカーで別にかかります。当サイトの掲載業者ではなく、依頼先としての推奨でもありません。地域(離島・遠方)や設置の状態で料金が変わる場合があります。申し込む前に各社の案内を確認してください。
出典:経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(小売業者向けQ4)/各社公式ページ(いずれも2026年10月25日確認)
回収業者に頼む場合の注意(許可・リサイクル券)
- 許可:経済産業省は、家庭の廃棄物を回収できるのは一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者か市町村の委託を受けた業者で、許可や委託を確認できない不用品回収業者には家電4品目を引き渡さないよう案内しています。環境省は、無許可の業者が環境対策をせずに廃家電を壊すと、フロンガスや鉛などの有害物質が環境中に放出されると注意しています。許可の見方は許可の確認方法をご覧ください。
- 取り外しの方法:取り外しも頼む場合は、ポンプダウンをするかどうかと、取り外しの料金を見積もりで確認します。
- 家電リサイクル券:リサイクル料金を払うと家電リサイクル券が発行され、券の番号(お問合せ管理票番号)を家電リサイクル券センターのメーカー引取確認(新しいタブで開きます)に入れると、メーカーに引き渡されたかを確認できます。ダイキンも、小売業者から「家電リサイクル券・排出者控」を必ず受け取るよう案内しています。
- 自治体の扱い:大阪市のように許可業者への運搬の依頼を案内する自治体もありますが、許可業者に家庭の家電を頼めるかどうかは自治体ごとに違います。地域のページか自治体の担当課で確認してください。「無料で引き取る」という勧誘は無料回収の注意点を確認してください。
料金や契約で困ったときは、消費者ホットライン(188)に相談できます。
出典:経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(排出者向けQ15)/環境省「無許可の回収業者を利用しないでください」(新しいタブで開きます)/ダイキン工業(新しいタブで開きます)/大阪市(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
掲載業者について
当サイトは、家庭の不用品を回収できる許可(または市区町村の委託)を確認できた業者だけを掲載します。2026年10月31日現在、掲載業者は0社で、掲載基準を満たす業者を確認中です。基準は評価基準と掲載基準をご覧ください。業者に頼むときは、業者の選び方(依頼前のチェックポイント)の順に確かめてください。
よくある質問
エアコンの撤去処分費用はいくらですか?
「リサイクル料金(メーカーで決まる。室内機と室外機をあわせた料金)」+「収集運搬料金(頼む先で違う)」+「取り外し工事の料金(必要な場合)」です。量販店の公式表示では、収集運搬料金(リサイクル料金を含まない額)をビックカメラ.comが購入時3,300円・引き取りのみ9,500円(税込・税抜の表記なし。引き取りのみは取り外しを行わない)、ヤマダウェブコムが3,300円(税込)とし、取り外しの料金をヨドバシ・ドット・コムが標準4,400円(税込)、ビックカメラ.comが4,400円〜としています(いずれも2026年10月25日確認。リサイクル料金は別)。
エアコンの「無料回収」はなぜ無料なのですか?
無料にしている理由は業者ごとに違い、当サイトでは確かめられません。環境省は、家電リサイクル法の対象品はリサイクル料金がかかることなどから、無料で引き取られる場合や買い取られる場合でも直ちに有価物(廃棄物でない物)とは判断できず、不用品回収業者に引き渡す行為は再使用が目的と明らかな場合を除き処分を委ねていると判断すべき、との考え方を示しています(環境省「違法な不用品回収業者・ヤード業者の対策について」令和3年4月19日(新しいタブで開きます)、2026年10月25日確認)。経済産業省も、無料回収と言いながら高額を請求するトラブルが起きているとして、許可や委託を確認できない業者に家電4品目を渡さないよう案内しています。
室外機だけ、室内機だけでも処分できますか?
家電リサイクル券センターによると、リサイクル料金は室内機と室外機をあわせた料金で、どちらか一方だけを処分する場合でも料金は変わりません。ビックカメラ.comも、金額は室内機・室外機1セットの料金で、一方のみの回収でも変わらないとしています(2026年10月25日確認)。
お住まいの地域の出し方と相談先を調べる
買った店が分からないエアコンの出し方や、許可業者に家庭の家電を頼めるかどうかの扱いは自治体ごとに違います。お住まいの地域のページで、自治体の案内と相談先を確認してください。