洗濯機・衣類乾燥機の処分方法と費用
結論:家庭用の洗濯機・衣類乾燥機(洗濯乾燥機・二槽式・排水機能付きの小型洗濯機を含む)は家電リサイクル法の対象で、自治体の粗大ごみでは収集されません(例:大阪市・仙台市)。処分には、メーカーで決まるリサイクル料金と、引き取ってもらう場合の収集運搬料金がかかります。買い替えなら新しく買う店へ、処分のみなら以前に買った店か自治体が案内する窓口へ申し込み、自分で指定引取場所に運べば収集運搬料金はかかりません。出す前に水抜きをして、槽の中の衣類などを取り出しておきます。
総額は「リサイクル料金+収集運搬料金」です。リサイクル料金は主なメーカー5社で2,530円(税込、2026年10月29日確認)、収集運搬料金は頼む先で違います(金額の例は料金の節)。
お住まいの市区町村での出し方・相談先は、地域から探すで確かめられます。
洗濯機・衣類乾燥機の処分方法と総額の比較(販売店・自治体・自分で運ぶ・回収業者)
| 方法 | 費用 | 申込・日時 | 運び出し | 向いている場合 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 買い替える店に引き取ってもらう | リサイクル料金+収集運搬料金 | 新しい洗濯機の配送時に引き取り | 配送時に店が引き取る | 洗濯機・衣類乾燥機を買い替える | 衣類乾燥機を買って洗濯機を出す場合も「同じ種類」にあたる(経済産業省)。配送と同じ日・同じ場所での引き取りを条件に運搬の料金を低くしている店がある |
| 以前に買った店・量販店に処分のみを頼む | リサイクル料金+収集運搬料金(訪問の費用が加わる例あり) | 店に申し込み、立ち会う | 店が引き取る(階段下ろし作業などは別料金の店がある) | 買い替えずに処分だけしたい | 引き取りの方法は店ごとに違う(量販店の引き取り) |
| 自治体が案内する方法で出す | リサイクル料金+収集運搬料金 | 自治体が案内する依頼先に申し込む | 依頼先の案内による | 買った店が分からない | 依頼先は自治体ごとに違う(例:大阪市・仙台市は市の許可業者を案内) |
| 指定引取場所へ自分で運ぶ | リサイクル料金(郵便局の払込手数料が別) | 事前に郵便局で料金を払い込み、営業日に持ち込む(標準は月曜〜土曜) | 自分で運ぶ(運ぶ車と人手が必要) | 車と人手があり、自分で運べる | 事前に郵便局で家電リサイクル券を使って料金を払い込む(手順) |
| 回収業者に頼む | リサイクル料金+業者の見積もり(料金の決まり方は料金相場) | 業者と日時を相談 | 室内からの運び出しも頼める | 室内から運び出せない・ほかの不用品もある | 許可の確認と、家電リサイクル券(控え)の受け取りが必要(注意) |
自治体の案内の例
- 大阪市:家電リサイクル法の対象品目の引き取りや収集・運搬は行わないとしています。買い替え以外で買った店が分からない場合は、郵便局でリサイクル料金を振り込んだうえで、自分で指定引取場所に運ぶか、大阪市の一般廃棄物(ごみ)収集運搬業の許可業者に運搬を頼む(運搬料金は許可業者に払う)よう案内しています。
- 仙台市:引き取りを頼む場合の費用を「リサイクル料金+収集運搬料金」とし、買い替えなら新しい家電を買う販売店、過去に買った店が分かればその販売店、販売店に頼めない場合は「仙台市の地域ごとの許可業者」を依頼先として案内しています。引き取り・支払いの方法と収集運搬料金は依頼先によって異なるとしています。自分で運ぶ場合の費用は「リサイクル料金+振込手数料」で、市内の指定引取場所2か所の所在地と受付時間を載せています。
お住まいの自治体の案内は、家電リサイクル券センターの全国自治体家電リサイクル関連ページ検索(新しいタブで開きます)か、地域のページで確認してください。まだ使える洗濯機は、環境省も、古物商の許可を持つ信用できるリユースショップに中古品として買い取ってもらうよう案内しています。
出典:経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(2024年7月10日更新)/大阪市「家電リサイクル法対象品目の出し方」(新しいタブで開きます)(2026年10月23日)/仙台市「市で収集しないものの相談先(家電4品目)」(新しいタブで開きます)(2024年4月1日更新)/環境省「無許可の回収業者を利用しないでください」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
家電リサイクル料金と収集運搬料金(金額は家電リサイクル券センターの一覧で確認)
総額は「リサイクル料金+収集運搬料金」です。リサイクル料金は、家電リサイクル券センターの一覧で主なメーカー5社が2,530円(税込、2026年10月29日確認。主なメーカーのリサイクル料金)です。量販店の公式表示の収集運搬料金は、買い替え時の例がヨドバシ・ドット・コムの550円(税込。届けと同じ日・同じ場所などの条件)とヤマダウェブコムの2,750円(税込)、引き取りのみの例がビックカメラ.comの9,500円(税込・税抜の表記なし)です(2026年10月25日確認)。
リサイクル料金:メーカーで決まる
リサイクル料金は品目とメーカー(製造業者等)で異なります。家電リサイクル券センターによると、大きさ(大・小区分)で料金が変わるのはテレビと冷蔵庫・冷凍庫で、洗濯機・衣類乾燥機は品目とメーカー名で決まります。金額は家電リサイクル券センターのリサイクル料金一覧(主要メーカー)(新しいタブで開きます)でメーカー名から調べられます(調べ方は家電4品目の処分方法と料金)。
2026年10月29日に一覧で確かめた主なメーカー5社の洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金は、いずれも2,530円(税込)です(主なメーカーのリサイクル料金の表)。
収集運搬料金:頼む先が決める
収集運搬料金はリサイクル料金とは別で、小売業者ごとに異なり、店頭やホームページなどで公表されています。自分で指定引取場所に持ち込む場合はかかりません(経済産業省)。量販店の公式表示の例は量販店の引き取りの節にまとめました。
対象になる洗濯機・ならない洗濯機
家電リサイクル券センターの対象一覧では、洗濯乾燥機、全自動洗濯機、二槽式洗濯機、排水機能付きの小型洗濯機、衣類乾燥機(電気衣類乾燥機(ドラム式)・ガス衣類乾燥機)が対象です。排水機能とは、ホースの有無にかかわらず本体を傾けずに排水できる機能のことです。一方、排水機能のない電動のバケツ、脱水機、衣類乾燥機能付きの布団乾燥機・ハンガー・換気扇・除湿器、コインランドリーなどのコインボックス内蔵型は対象外です。洗濯かごなどの同梱の付属品は一緒に引き取れますが、衣類乾燥機の置き台は引き取れません。
出典:家電リサイクル券センター「料金郵便局振込方式」(新しいタブで開きます)・「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)」(新しいタブで開きます)・「対象廃棄物(家電4品目)一覧」(新しいタブで開きます)/経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
出す前の準備(水抜き・中身)
- 中身を空にする:家電リサイクル券センターは、指定引取場所では衣類などの異物は引き取れないとして、事前に取り出すよう呼びかけています。槽内に残った衣類やカセットボンベは一緒に引き取れない物とされています。経済産業省は、洗濯機の中の衣類などの異物を取り除かない場合を、小売業者が引き取りを断れる「正当な理由」の例に挙げています。
- 給水ホースの水抜き(日立の案内):水栓(蛇口)を閉め、槽洗浄コースを選んで、ドラム式は約10秒間、タテ型は約1分間運転し、ホースに残った水を洗濯槽に入れてから給水ホースを外します。外すときに水がたれることがあるため、バケツやぞうきんで受けます。
- 洗濯槽と排水ホースの水抜き(日立の案内):脱水「1分」で運転すると、洗濯槽と排水ホースの残水がなくなるとしています。槽を動かすと水の流れるような音がするのは、バランスを保つ部品に入った水溶液の音で、水が残っているわけではないと説明しています。
- 運ぶとき:日立は、排水ホースに水が残っていないことを確かめてホースを本体にテープで固定すること、自動投入のタンクに残った洗剤・柔軟剤は別の容器に移すこと、ドラム式は本体の背面に輸送用ボルトを取り付けて運ぶことを案内しています。
手順は機種で違います。お使いの機種の取扱説明書かメーカーの案内を確認してください。
出典:家電リサイクル券センター「料金郵便局振込方式」(新しいタブで開きます)・「対象廃棄物(家電4品目)一覧」(新しいタブで開きます)/経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(小売業者向けQ13)/日立「引っ越しするときの洗濯機の水抜き方法を知りたいです。」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
家電量販店の引き取り(買い替え時・処分のみ)
家電リサイクル法では、小売業者は自分が過去に売った製品と、買い替えで同じ種類の製品を売るときに引取りを求められた製品を引き取る義務があります(家電4品目の処分ルート)。経済産業省は、洗濯機と衣類乾燥機は一つのカテゴリーとして扱われるため、衣類乾燥機を買って洗濯機を出す場合も引取義務が生じるとしています。それ以外の「処分のみ」を受けるかどうかと料金は、店ごとの決まりです。大手量販店の公式サイトで確認できた洗濯機・衣類乾燥機の条件は次のとおりです(リサイクル料金は別にかかります)。
| 販売店(公式ページ) | 処分のみの引き取り | 洗濯機・衣類乾燥機の収集運搬料金など(公式表示。リサイクル料金を含まない額) | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| ビックカメラ.com(新しいタブで開きます) | 受け付ける(「引き取りのみのリサイクル」) | 収集運搬費用は、購入時の引き取り:2,750円。引き取りのみ:9,500円(税込・税抜の表記なし)。同社の表は、再商品化等費用(リサイクル料金)と収集運搬費用の合計を「リサイクル料金合計」としている | ビックカメラ.comの価格で、店舗や他店とは異なると記載。作業員3名以上や階段での搬入・搬出は追加料金。洗濯機内・衣類乾燥機内は空にする。排水機能がない洗濯機・脱水機・衣類乾燥機能付き除湿器は対象外 |
| ヨドバシ・ドット・コム(新しいタブで開きます) | 購入と同時の回収を案内(家電リサイクル法の対象以外の不用品回収は受け付けないと記載) | リサイクル搬送費550円(税込)。届け日と回収日が別・届け先と回収場所が別・注文数を超える場合などは2,750円(税込・税抜の表記なし) | 同じ品目・同数・届けと同日・同じ場所が550円の条件。乾燥機能付洗濯機を1点買って洗濯機と衣類乾燥機の2点を回収する場合に限り、2点とも550円 |
| ヤマダウェブコム(新しいタブで開きます) | 購入した人の旧機種の回収を案内。店舗への持ち込みも受け付けると記載(持ち込みの場合も「リサイクル料金+収集運搬料 2,750円(税込)」と表示) | 洗濯機・衣類乾燥機の収集運搬料2,750円(税込)。「訪問回収費 ※リサイクル回収のみの場合」2,750円(税込) | 配送日に旧機種を引き取れない場合は別途有料。購入台数を超える回収・別の日・別の住所は事前にコールセンターへ相談。階段下ろし作業は別料金 |
各社の公式ページを2026年10月25日に確認した表示です。表の金額はリサイクル料金を含まず、リサイクル料金はメーカーで別にかかります。当サイトの掲載業者ではなく、依頼先としての推奨でもありません。地域(離島・遠方)や作業の条件で料金が変わる場合があります。申し込む前に各社の案内を確認してください。
出典:経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(小売業者向けQ4・Q12)/各社公式ページ(いずれも2026年10月25日確認)
指定引取場所へ自分で運ぶ(収集運搬料金がかからない方法)
- メーカー名を確認:リサイクル料金は品目とメーカーで決まります。
- 郵便局で払い込む:郵便局に置いてある家電リサイクル券(料金郵便局振込方式)に記入し、リサイクル料金と払込手数料を払います。窓口で払い込んだ場合は振替払込受付証明書を、ATMの場合はご利用明細票(振替受付票)の写しを、券の「指定引取場所控」に貼ります。
- 指定引取場所に持ち込む:住所と営業日は指定引取場所検索(新しいタブで開きます)で確認します。標準の営業日・時間は月曜〜土曜(日祝休)9:00〜12:00、13:00〜17:00(受付終了は午前・午後とも30分前)で、場所ごとに変わることがあります。住んでいる地域にかかわらず全国の指定引取場所を利用できます。
- 券の貼り方:家電リサイクル券センターは、正面から見て右側面の上部に貼るよう案内しています。型名ラベル(銘板)の情報は冷媒フロンの回収に必要なため、その上には貼りません。
この券の有効期限は、郵便局での振込日の翌日から10年です。環境省によると、ヒートポンプ式の洗濯機・衣類乾燥機に含まれるフロンは、メーカーが回収することとされています。
出典:家電リサイクル券センター「料金郵便局振込方式」(新しいタブで開きます)/環境省「家電リサイクル法の概要」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
回収業者に頼む場合の注意(許可・リサイクル券)
- 許可:経済産業省は、家庭の廃棄物を回収できるのは一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者か市町村の委託を受けた業者で、許可や委託を確認できない不用品回収業者には家電4品目を引き渡さないよう案内しています。環境省も、産業廃棄物処理業や古物商の許可では家庭の廃棄物は回収できないとしています。許可の見方は許可の確認方法をご覧ください。
- 自治体の扱いの例:仙台市・大阪市は、販売店に頼めない場合などの依頼先として市の許可業者を案内しています。許可業者に家庭の家電を頼めるかどうかの扱いは自治体ごとに違うため、地域のページか自治体の担当課で確認してください。
- 家電リサイクル券:経済産業省は、小売業者が引き取るときは家電リサイクル券の控えを渡すことが義務付けられているとしています。券の番号(お問合せ管理票番号)を家電リサイクル券センターのメーカー引取確認(新しいタブで開きます)に入れると、メーカーに引き渡されたかを確認できます。回収業者に頼む場合も、券(控え)を受け取れるかを確認します。
- 見積もり:リサイクル料金と、運搬・作業の料金を分けて書いてもらいます。「無料で引き取る」という勧誘は無料回収の注意点を確認してください。
料金や契約で困ったときは、消費者ホットライン(188)に相談できます。
出典:経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(新しいタブで開きます)(排出者向けQ15・Q16)/環境省「無許可の回収業者を利用しないでください」(新しいタブで開きます)/仙台市(新しいタブで開きます)/大阪市(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
掲載業者について
当サイトは、家庭の不用品を回収できる許可(または市区町村の委託)を確認できた業者だけを掲載します。2026年10月31日現在、掲載業者は0社で、掲載基準を満たす業者を確認中です。基準は評価基準と掲載基準をご覧ください。業者に頼むときは、業者の選び方(依頼前のチェックポイント)の順に確かめてください。
よくある質問
洗濯機を安く処分する方法は?
どの方法でもリサイクル料金(メーカーで決まる)はかかるため、差が出るのは収集運搬料金と作業の料金です。自分で指定引取場所に運べば収集運搬料金はかからず、かかるのはリサイクル料金と郵便局の払込手数料です(経済産業省・仙台市)。買い替えなら、配送と同じ日・同じ場所での引き取りを条件に運搬の料金を低くしている店があります(例:ヨドバシ・ドット・コムのリサイクル搬送費550円(税込)、2026年10月25日確認)。まだ使えるなら、古物商の許可を持つリユースショップへの売却も選べます(環境省)。
使わなくなった洗濯機はどうすればいいですか?
買い替えなら新しい洗濯機を買う店に、処分のみなら以前に買った店に引き取りを頼みます。買った店が分からないときは自治体の案内に従います(例:大阪市・仙台市は市の許可業者を案内)。自分で運べるなら、郵便局でリサイクル料金を払い込んで指定引取場所に持ち込めます。どの方法でも、出す前に水抜きをして槽の中を空にしておきます。
二槽式や小さな洗濯機、衣類乾燥機だけでも同じ出し方ですか?
二槽式洗濯機、排水機能付きの小型洗濯機、衣類乾燥機(電気のドラム式・ガス式)も家電リサイクル法の対象で、同じ出し方です。排水機能のない電動のバケツや脱水機、衣類乾燥機能付きの除湿器などは対象外とされています(家電リサイクル券センター)。対象外の物の出し方はお住まいの自治体の案内を確認し、対象かどうか分からない場合はメーカーに問い合わせてください。
お住まいの地域の出し方と相談先を調べる
買った店が分からない洗濯機の出し方や、許可業者に家庭の家電を頼めるかどうかの扱いは自治体ごとに違います。お住まいの地域のページで、自治体の案内と相談先を確認してください。