スプレー缶・カセットボンベの捨て方・処分方法

最終更新:運営:株式会社リヤン(運営者情報)出典の確認日:2026年10月25日

結論:スプレー缶・カセットボンベは、中身を使い切ってから、自治体が決めた日に、ほかのごみと分けて出します。大阪市・名古屋市・札幌市はいずれも穴をあけずに出すよう案内しており、環境省も、穴をあけずに出せる体制づくりを(都道府県を通じた技術的な助言として)市区町村に求めています。確認した3市の収集は手数料の記載がなく(札幌市は無料と明記)、中身を使い切れないときは自治体の窓口やメーカーに相談します。回収業者に頼む場合は業者の料金がかかります。

お住まいの市区町村での出し方・相談先は、地域から探すで確かめられます。

スプレー缶の中身の出し方を確かめる(日本エアゾール協会・新しいタブ)

スプレー缶・カセットボンベの処分方法の比較(自治体の収集・自治体の窓口・メーカー・回収業者)

スプレー缶・カセットボンベの処分方法の比較
方法費用申込・日時運び出し向いている場合注意点
自治体の分別収集確認した3市は手数料の記載なし(札幌市は「無料」と明記)決められた日に出す(大阪市は週1回、名古屋市・札幌市は週2回)中身を使い切り、ほかのごみと別の袋で出す中身を使い切れる区分(資源ごみ・発火性危険物など)と出す日は自治体ごと(地域差)
自治体の窓口への持ち込み確認したページに記載なし札幌市は清掃事務所・消防署(出張所)・地区リサイクルセンターで引き取り自分で持ち込む中身を使い切れない受け付けるかどうかは自治体ごとに違う。名古屋市は区の環境事業所に相談するよう案内
メーカー・販売元への相談—製品に書かれたお客様相談室・販売元に問い合わせる問い合わせ先の案内によるどうしても空にできないカセットボンベは日本ガス石油機器工業会のカセットボンベお客様センター(0120-14-9996)
販売店・買取————販売店の引き取りや買取について、公式の案内は今回確認できなかった
回収業者業者の見積もり(料金の決まり方は料金相場)業者と日時を相談ほかの不用品とまとめて頼める片付けで大量の不用品と一緒に出る中身が残ったものを引き受けるかと、許可の確認が必要(回収業者に頼むときの確認点)

大阪市は、カセットボンベやスプレー缶などを最後まで使い切らないまま出すと、ごみ収集車の中で押しつぶされ、漏れたガスに火花が飛んで発火事故が起きるとしています。日本エアゾール協会は、捨てる前に「中身を空にする」「缶を振って音で空になったか確かめる」「ガス抜きキャップのある製品はガスを抜く」「地域のルールでごみに出す」の4つの手順を示しています。

出典:大阪市「引火性ごみを出すときご注意ください!」(新しいタブで開きます)(2026年4月1日)/日本エアゾール協会「正しい捨て方」(新しいタブで開きます)/札幌市「スプレー缶・カセットボンベ」(新しいタブで開きます)(2024年5月8日更新)/名古屋市「発火性危険物の分け方・出し方について」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)

自治体での出し方(ごみの区分・回収拠点・地域差)

自治体ごとのスプレー缶・カセットボンベの出し方の例
自治体区分・出す日出し方使い切れないとき
大阪市(2026年4月1日)資源ごみ(週1回)中身を使い切り、穴をあけずに、中身の見える透明または半透明の袋に入れ、空き缶・空きびん・ペットボトルなどとは別の袋で出す。ガスを抜くときは火の気のない風通しの良い屋外でカセットボンベは日本ガス石油機器工業会のカセットボンベお客様センター(0120-14-9996)に問い合わせるよう案内
名古屋市(2026年5月22日更新)発火性危険物(週2回、可燃ごみと同じ日)中身を完全に使い切り(缶を振って空を確かめ)、穴をあけずに、資源用の指定袋か45リットル以内の無色透明の袋で、可燃ごみと別にして出す。プラスチック製のフタはプラスチック資源へお住まいの区の環境事業所に相談
札幌市(2024年5月8日更新)スプレー缶・カセットボンベ(燃やせるごみと同じ週2回の日)中身を使い切り、穴をあけずに、指定ごみ袋とは別の透明または半透明の袋で、収集日の朝8時30分までに出す。燃やせないごみの日には出せない清掃事務所・消防署(出張所)・地区リサイクルセンターに持ち込む

塗料のスプレーは扱いが違うことがあります。大阪市は、塗料スプレー(ラッカー等)は選別に支障をきたすため資源ごみの対象外とし、中身を使い切って穴をあけずに普通ごみに出すよう案内しています。有害な薬品や塗料の入った缶は、販売店やメーカーに相談するよう案内しています。

出典:大阪市「資源ごみ(…スプレー缶・カセットボンベ類)の出し方」(新しいタブで開きます)/名古屋市「発火性危険物の分け方・出し方について」(新しいタブで開きます)/札幌市「スプレー缶・カセットボンベ」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)

回収業者に頼むときの確認点(料金の決まり方・許可)

当サイトの料金調査(不用品回収の料金相場)は、トラックのパック料金と大型家具・大型家電の単品の表示を集計したもので、スプレー缶・カセットボンベの料金は集計していません。スプレー缶は自治体の収集で出せることが多いため、回収業者に頼むのは、片付けで大量の不用品と一緒に出るときが中心になります。

  • 中身が残ったものの扱い:中身が残ったスプレー缶やカセットボンベを引き受けるか、引き受けるならどう処理するかを確認します。自分で使い切ってから出せるものは、先に使い切っておきます。
  • 許可:環境省は、家庭の廃棄物を回収するには市区町村の一般廃棄物処理業の許可か委託が必要で、産業廃棄物処理業の許可や古物商の許可では回収できないと案内しています(許可の確認方法)。
  • 料金:品目ごとの料金と出張費・作業費の内訳を書面の見積もりで確認します。「無料回収」の勧誘は無料回収の注意点を確認してください。

出典:環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください!」(新しいタブで開きます)(2026年10月25日確認)

掲載業者について

当サイトは、家庭の不用品を回収できる許可(または市区町村の委託)を確認できた業者だけを掲載します。2026年10月31日現在、掲載業者は0社で、掲載基準を満たす業者を確認中です。基準は評価基準と掲載基準をご覧ください。業者に頼むときは、業者の選び方(依頼前のチェックポイント)の順に確かめてください。

中身が残ったスプレー缶はどうすればいいですか?

まずは製品を使い切ります。使い切れない場合、日本エアゾール協会は、火気のない風通しの良い屋外で中身を出して缶を空にし、ガス抜きキャップのある製品は製品に書いてある使い方に従ってガスを抜くよう案内しています。ティッシュや新聞紙などに吹き付けて、周りに飛び散らないようにします。屋内で中身を出すと、近くの火気や静電気で引火することがあり危険だとしています。どうしても空にできないときは、製品に記載されたお客様相談室や販売元(メーカー)に尋ねるよう案内しています。

カセットボンベについて、日本ガス石油機器工業会は、空になったように見えても微量のガスが残っているとして、火が消えるまで使い切ってから地域の取り決めに従って捨てるよう案内しています。ボンベが劣化して器具で使えなくなった場合は「ガス抜き」をしてから捨てるよう案内しています。

自治体によっては、中身が残ったものを引き取っています。札幌市は清掃事務所・消防署(出張所)・地区リサイクルセンターで引き取り、名古屋市は区の環境事業所への相談を案内しています。

出典:日本エアゾール協会「正しい捨て方」(新しいタブで開きます)/日本ガス石油機器工業会「カセットこんろ・カセットボンベの安全な使い方」(新しいタブで開きます)/札幌市(新しいタブで開きます)/名古屋市(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)

スプレー缶は穴を開けずに捨ててもいいですか?

穴をあけるかどうかは、お住まいの自治体のルールに従います。大阪市・名古屋市・札幌市は、いずれも穴をあけずに出すよう案内しています。

環境省は2018年(平成30年)12月27日の通知で、廃エアゾール製品等の穴あけについて、以前から排出の際に穴あけをしない方向が望ましいと伝えてきたとしたうえで、東京消防庁の管内で平成20年から平成29年までの10年間に、穴あけが原因の火災が260件発生していることなどを挙げました。そのうえで、住民に穴あけを求めている市区町村に、穴をあけずに中身を出し切って排出させ、処理する体制を整えるよう求めています(都道府県を通じて市区町村に伝える技術的な助言)。日本エアゾール協会も、中身が残っている容器に不用意に穴をあけると火災や破裂事故につながることがあるとしています。

穴あけを求める自治体が残っている可能性もあるため、全国一律のルールではありません。お住まいの自治体の分別の案内で確認してください。

出典:環境省「廃エアゾール製品等の排出時の事故防止について(通知)」(平成30年12月27日・札幌市のサイトに掲載)(新しいタブで開きます)/日本エアゾール協会「正しい捨て方」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)

よくある質問

スプレー式の簡易消火具もスプレー缶として捨てられますか?

消火器リサイクル推進センターは、エアゾール(スプレー)式消火具は消火器ではないため消火器のリサイクルの仕組みでは引き取れないとし、内部の薬剤と圧力を抜いて、ほかのスプレー缶と同じようにお住まいの自治体の方法で捨てるよう案内しています。薬剤の抜き方は製造元か販売元に問い合わせ、消火器工業会の会員メーカー以外の製品で抜き方が分からないとき(製造元が分からないものを含む)は、日本消防検定協会の消費者相談(0422-44-8451)に相談します(消火器リサイクル推進センター「よくあるご質問」(新しいタブで開きます)・「処分の手順」(新しいタブで開きます)、2026年10月25日確認)。消火器そのものは消火器の処分方法へ。

古いカセットボンベは使ってもいいですか?

日本ガス石油機器工業会は、カセットこんろとカセットボンベは経年劣化するとして、ボンベにサビが出ている場合は、その部分からガスが漏れていないことを確かめて、できるだけ早めに使うよう案内しています。ボンベには製造年月日が記載されています(日本ガス石油機器工業会「経年劣化」(新しいタブで開きます)、2026年10月25日確認)。

次にすること:中身を使い切り、お住まいの自治体の区分と出す日を確かめる

スプレー缶・カセットボンベは、中身を使い切ってから自治体が決めた日に出します。中身の出し方は日本エアゾール協会の「正しい捨て方」で確かめられます。使い切れないカセットボンベは、日本ガス石油機器工業会のカセットボンベお客様センター(0120-14-9996)に問い合わせるよう大阪市が案内しています。区分や出す日、穴をあけるかどうか、中身が残ったものの持ち込み先は自治体ごとに違うため、お住まいの地域のページで確認してください。ほかの危険物の出し方は危険物・処理困難物の処分方法にまとめています。

スプレー缶の中身の出し方を確かめる(日本エアゾール協会・新しいタブ)

お住まいの自治体の分別の案内を地域のページで確かめる