衣類・着物の処分方法
結論:着られる衣類は、自治体の資源回収に出せる場合があります。大阪市は週1回の「古紙・衣類」の収集で衣類を集め、札幌市は洗濯済みの古着を清掃事務所などで無料で受け付けています。汚れたものや対象外のものは家庭ごみ(燃やせるごみ・普通ごみ)です。着物を売る場合、国民生活センターは「不用品や和服の買い取りのはずが貴金属を買い取られた」という訪問購入の相談が寄せられているとして注意を呼びかけています。
お住まいの市区町村での出し方・相談先は、地域から探すで確かめられます。
衣類・着物の処分方法の比較(資源回収・家庭ごみ・買取・回収業者)
| 方法 | 費用 | 申込・日時 | 運び出し | 向いている場合 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 自治体の資源回収 | 無料の例がある(札幌市の古着の無料回収)。大阪市は週1回の古紙・衣類の収集で出す | 収集日に出す(大阪市は週1回)、または拠点に持ち込む(札幌市) | 洗濯・乾燥して、中身の見える袋で自分で出す | 洗濯済みで、まだ着られる衣類 | 対象になる衣類・出し方(収集か持ち込みか)は自治体ごと |
| 家庭ごみ | 家庭ごみの収集の範囲(指定袋が有料の自治体もある) | 収集日に出す | 自分で集積場所へ出す | 汚れている・資源回収の対象外 | 札幌市は衣服を燃やせるごみ、名古屋市は繊維類を可燃ごみとしている |
| 買取・リユース | 値段が付けば受け取れる | 査定を受ける | 店・業者による | まだ着られる着物・衣類 | 中古品の買取は古物商の許可を持つ信用できる業者へ(環境省)。訪問購入のトラブルに注意 |
| 販売店の回収 | 店による | 店頭へ持って行く | 自分で店に持ち込む | 利用する店が回収を案内している | 当サイトでは、衣類の店頭回収の公式ページを今回は確認していない(カーテンはカーテンの処分方法) |
| 回収業者 | 業者の見積もり(料金の決まり方は料金相場) | 業者と日時を相談 | 運び出しを頼める(作業の範囲は見積もりで確認) | 引越し・片付けで、家具などとまとめて出す | 家庭の不用品を回収できる許可(または市区町村の委託)の確認が必要 |
出典:大阪市「古紙・衣類の分別収集」(新しいタブで開きます)(2022年12月12日)/札幌市「古着の無料回収」(新しいタブで開きます)(2026年4月28日更新)/名古屋市「可燃ごみの分け方・出し方」(新しいタブで開きます)(2026年10月2日更新)/環境省 Q&A(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
自治体での出し方(ごみの区分・回収拠点・地域差)
| 自治体 | 資源として出す方法 | 対象外の例 | 対象外のものの出し方 |
|---|---|---|---|
| 大阪市 | 週1回の「古紙・衣類」の収集。洗濯し、乾かしてから中身の見える袋に入れて出す(雨の日も収集するため袋の口をしっかり閉じる)。地域によっては地域と契約した再生資源事業者が収集(コミュニティ回収) | 作業服・革製衣類・ダウンジャケット・綿入りのもの、タオル・シーツ・カーテンなど衣類ではないもの、汚れたもの | 普通ごみ |
| 札幌市 | 洗濯済みの古着を清掃事務所(中央清掃事務所を除く)・処理場管理事務所・地区リサイクルセンターなどへ無料で持ち込む(透明か半透明の袋。自宅への引き取り・郵送はなし)。綿50パーセント以上の薄手の布類は古布として別に回収 | 汚れのひどいもの、濡れているもの、破れや穴のあるもの、ビニール製品、靴下、下着類(新品未使用のものも対象外) | 燃やせるごみ(指定ごみ袋に入らないものは大型ごみ) |
| 名古屋市 | このページで確認した可燃ごみの案内では、繊維類を可燃ごみの対象としている | — | 可燃ごみ(容量45リットルの指定袋に入らないものは粗大ごみ) |
- 大阪市の子ども服:使えるマタニティウェア・ベビー服・子ども服は、各環境事業センターで回収して展示・提供しています(電話などの申込みで引き取りにも来ると案内)。
- 集合住宅:大阪市は、マンションなどで管理組合や自治会が古紙・衣類を自主回収している場合は、住宅のルールに従うよう案内しています。
出典:大阪市「古紙・衣類の分別収集」(新しいタブで開きます)・「品目別収集区分一覧表(50音順)」(新しいタブで開きます)(2026年5月22日)/札幌市「古着の無料回収」(新しいタブで開きます)・「古布の無料回収」(新しいタブで開きます)(2026年10月8日更新)/名古屋市「可燃ごみの分け方・出し方」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
資源回収の有無と出し方はお住まいの自治体で違います。地域のページか自治体のサイトで確認してください。
着物を処分したいのですが、どうすればいいですか?
着物をごみ・資源として出す方法は、自治体で扱いが違います。
- 札幌市:分別辞典では着物は燃やせるごみで、古着の回収に出すと資源になると案内しています。古着の回収の対象は洗濯済みの衣類全般です。一方、綿50パーセント以上の薄手の布類を集める古布の回収では、着物は対象外の例に挙がっています。
- 大阪市:古紙・衣類の収集の対象はジャケット・シャツ・セーター・コート・スカート・ズボン・ジーンズなどの衣類で、汚れたもの、革製衣類・綿入りのものなどは対象外です。着物が対象かどうかは、このページの記載からは確認できなかったため、品目別の案内か環境事業センターで確認してください。
- 名古屋市:繊維類は可燃ごみの対象で、容量45リットルの指定袋に入らないものは粗大ごみです。
着物をしまっていた和だんすも処分する場合は、タンスの処分方法をご覧ください。
出典:札幌市「家庭ごみ50音分別辞典」(新しいタブで開きます)(2026年4月28日更新)・「古着の無料回収」(新しいタブで開きます)・「古布の無料回収」(新しいタブで開きます)/大阪市「古紙・衣類の分別収集」(新しいタブで開きます)/名古屋市「可燃ごみの分け方・出し方」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
使わなくなった着物はどう処分すればいいですか?
まだ着られる着物は、資源回収や家庭ごみに出す前に、買取やリユースも選べます。環境省は、中古品として売る場合は、リユースショップなど古物商の許可を持ち信用できる業者に買取を頼むよう案内しています。
自宅に来てもらう買取(訪問購入)の注意
国民生活センターは、「不用品や和服の買い取りのはずが貴金属を買い取られた」といった相談が寄せられているとして注意を呼びかけています(2026年7月31日更新)。2023年9月27日の公表では、買い取りの勧誘を承諾していない貴金属の売却を迫られたら、きっぱり断るよう呼びかけています。
消費者庁の特定商取引法ガイドによると、訪問購入には次のルールがあります(法律が適用されない取引や、対象外の物品もあります)。
- 不招請勧誘の禁止:事業者は、勧誘を頼んでいない人の自宅などで勧誘してはいけません。単に査定を頼んだだけの場合に、査定を超えて勧誘することも法に抵触するとしています。
- クーリング・オフ:法律で決められた書面を受け取った日から数えて8日以内なら、書面または電磁的記録で申込みの撤回や契約の解除ができます。
- 物品の引渡しの拒絶:クーリング・オフ期間内は、事業者に物品の引渡しを拒むことができます。
困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。遺品の着物の整理など、ほかの家族と相談が必要な場合は、売る・処分する前に家族で確認してください(遺品整理の進め方)。
出典:環境省 Q&A(Q5)(新しいタブで開きます)/国民生活センター「訪問購入」(新しいタブで開きます)・「不用なお皿の買い取りのはずが、大切な貴金属も強引に買い取られた!」(新しいタブで開きます)/消費者庁 特定商取引法ガイド「訪問購入」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
回収業者に頼むときの確認点(料金の決まり方・許可)
衣類だけの回収料金について、当サイトが集計した数字はありません。当サイトが調べた業者の公式サイトの表示では、軽トラック1台分のパックは9,800円〜19,800円(税込・7サイト。7件中6件が「〜」付きの下限)でした(調査日:2026年10月22日、集計した表示は2026年10月25日に各公式サイトで再確認。当サイトの掲載業者ではなく、依頼先としての推奨でもありません。不用品回収の料金相場)。衣類は自治体の資源回収や家庭ごみで出せることが多いため、業者に頼むのは、引越し・片付けで家具などとまとめて出すときが中心になります。
- 一度に多く出る場合:大阪市は、引越しや大掃除などで一時的に多量の古紙・衣類を出すときは、民間の再生資源事業者に収集を依頼するよう案内しています(料金や収集条件は事業者ごとに異なるため直接問い合わせ)。
- 許可:家庭のごみを回収できるのは、市区町村の一般廃棄物処理業の許可か委託を受けた業者です。産業廃棄物処理業の許可や古物商の許可では回収できません(環境省)。依頼の前に許可の確認方法を確認してください。
- 買取と回収を同時に頼む場合:買い取った品と処分する品の明細を分けてもらいます(買取と回収を同時に頼むときの注意)。
出典:大阪市「古紙・衣類の分別収集」(新しいタブで開きます)/環境省「いらなくなった家電製品は正しくリユース・リサイクル! Q&A」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
よくある質問
下着も資源回収に出せますか?
大阪市は、下着類も古紙・衣類の収集の対象としつつ、見えないように工夫して普通ごみに出してもよいとしています。札幌市の古着の回収は、下着や靴下を受け付けていません(綿50パーセント以上の肌着などの薄手の布類は、古布として地区リサイクルセンターなどに持ち込めます)。
名前が書いてある制服や体操服は出せますか?
札幌市は、学校名や名前が刺しゅうされたジャージなども古着として出せる一方、マジックなどで名前を服の表面に書いたものは出せないとしています。会社など事業所から出る制服は回収していません。
出典:大阪市「古紙・衣類の分別収集」(新しいタブで開きます)/札幌市「古着の無料回収」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
お住まいの地域の出し方と相談先を調べる
掲載業者について
当サイトは、家庭の不用品を回収できる許可(または市区町村の委託)を確認できた業者だけを掲載します。2026年10月31日現在、掲載業者は0社で、掲載基準を満たす業者を確認中です。基準は評価基準と掲載基準をご覧ください。業者に頼むときは、業者の選び方(依頼前のチェックポイント)の順に確かめてください。
衣類の資源回収の方法と収集日は、お住まいの自治体で違います。地域のページで、自治体の案内と相談先を確認してください。