灯油の捨て方・処分方法(余った灯油・古い灯油)
結論:灯油は、大阪市・仙台市などで市区町村が収集しない品目です。余った灯油や古い灯油は、販売店・ガソリンスタンドなどに相談するのが自治体の案内です(仙台市は、同じ系列でも店舗によって処分できない場合があるため事前に相談するよう案内)。名古屋市は、灯油を「排出禁止」として販売店・ガソリンスタンドなどへの相談を案内するページと、販売店などへの相談か、布や紙に染み込ませて可燃ごみに出す方法を案内するページがあり、どちらのページも販売店などへの相談を挙げています。流しや側溝には捨てません。引き取りの費用は店舗ごとで、公的な目安は確認できませんでした。
お住まいの市区町村での出し方・相談先は、地域から探すで確かめられます。
灯油の処分方法の比較(販売店・処理業者・可燃ごみ・自治体・回収業者)
| 方法 | 費用 | 申込・日時 | 運び出し | 向いている場合 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 販売店・ガソリンスタンド | 店舗による | 購入した店や近くのガソリンスタンドに事前に相談する | 店舗の案内による | 灯油を買った店・近くのスタンドに相談できる | 同じ系列でも店舗によって処分できない場合がある(仙台市) |
| 処理業者への委託 | 業者による | 処理業者に委託する(仙台市の案内) | 業者の案内による | 販売店・スタンドのほかに委託先を探したい | 家庭から出る灯油を扱えるかを確認 |
| 布や紙に染み込ませて可燃ごみ | 可燃ごみの扱い | 名古屋市「処理困難なもの」の案内。廃油処理キットで固めて可燃ごみにする方法も | 可燃ごみとして出す | お住まいの自治体がこの方法を案内している | 名古屋市の「発火性危険物」のページは灯油を排出禁止としている。確認した大阪市・仙台市のページには記載がない |
| 自治体の収集・窓口 | —(大阪市・仙台市は収集しない) | 名古屋市は中身の入った状態では通常の収集に出せず、環境事業所でも引き取らない | 自治体の収集はない | 相談先が見つからない(仙台市は窓口あり) | 相談先がない場合の窓口を設けている自治体もある(仙台市) |
| 回収業者 | 業者の見積もり(料金の決まり方は料金相場) | 業者と日時を相談 | ほかの不用品とまとめて頼める | ほかの不用品とまとめて片付けたい | 灯油を引き受けるか・どこへ出すかと、許可の確認が必要(回収業者に頼むときの確認点) |
灯油の買取について、公的な案内は確認できませんでした。
出典:仙台市「灯油等の流出事故を防ぎましょう」(新しいタブで開きます)(2026年3月27日更新)/名古屋市「処理困難なもの」(新しいタブで開きます)(2026年8月4日更新)・「発火性危険物の分け方・出し方について」(新しいタブで開きます)(2026年5月22日更新)/大阪市「品目別収集区分一覧表(50音順)」(新しいタブで開きます)(2026年5月22日)(いずれも2026年10月25日確認)
回収業者に頼むときの確認点(料金の決まり方・許可)
当サイトの料金調査(不用品回収の料金相場)は、トラックのパック料金と大型家具・大型家電の単品の表示を集計したもので、灯油の引き取りの料金は集計していません。灯油は、北九州市消防局が「灯油を含めた危険物は、取扱いを間違えると大事故に繋がります」と呼びかけている物です。回収業者に頼む場合は、次の点を確認してください。
- 引き受けるか・どこへ出すか:灯油そのもの、灯油が残ったストーブやポリタンクを引き受けるか、引き受けた後にどこへ引き渡すかを確認します。
- 許可:環境省は、家庭の廃棄物を回収するには市区町村の一般廃棄物処理業の許可か委託が必要で、産業廃棄物処理業の許可や古物商の許可では回収できないと案内しています(許可の確認方法)。
- 料金:品目ごとの料金と出張費・作業費の内訳を書面の見積もりで確認します。「無料回収」の勧誘は無料回収の注意点を確認してください。
石油ストーブ・ファンヒーターを処分する場合は、灯油を抜いてから出します(石油ストーブ・ファンヒーターの処分方法)。
出典:北九州市「古い灯油を使ってないですか?灯油の取り扱い方法を確認しましょう!」(新しいタブで開きます)(2026年6月17日更新)/環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください!」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
掲載業者について
当サイトは、家庭の不用品を回収できる許可(または市区町村の委託)を確認できた業者だけを掲載します。2026年10月31日現在、掲載業者は0社で、掲載基準を満たす業者を確認中です。基準は評価基準と掲載基準をご覧ください。業者に頼むときは、業者の選び方(依頼前のチェックポイント)の順に確かめてください。
販売店・量販店で引き取ってもらえる?(ホームセンター)
自治体が案内している相談先は「販売店」「ガソリンスタンド」です。大阪市は、使い切れない場合などは販売店・ガソリンスタンド等に相談するよう、名古屋市は販売店・ガソリンスタンドなどに相談するよう案内しています。仙台市は、同じ系列のガソリンスタンドでも店舗によって処分できない場合があるとして、事前の相談を求めています。
ホームセンターが灯油を引き取るかどうかを示す公式の案内は、今回確認できませんでした。灯油を買った店がホームセンターの場合も、引き取りの可否と料金はその店舗に問い合わせてください。名古屋市は「処理困難なもの」のページで、ホームセンターなどで販売している廃油処理キットで廃油を固め、可燃ごみとして出す方法を案内しています(同市の「発火性危険物」のページは灯油を排出禁止としているため、自治体での扱いも確認してください)。
出典:大阪市「品目別収集区分一覧表」(新しいタブで開きます)/名古屋市「発火性危険物の分け方・出し方について」(新しいタブで開きます)(2026年5月22日更新)・「処理困難なもの」(新しいタブで開きます)/仙台市(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
自治体での出し方(ごみの区分・回収拠点・地域差)
| 自治体 | 灯油 | 容器など |
|---|---|---|
| 大阪市(2026年5月22日) | 収集しない。使い切れない場合などは販売店・ガソリンスタンド等に相談 | 灯油缶(一斗缶)は中身をきれいに使い切り、できるだけつぶして資源ごみ。灯油ポリタンク(最大の辺または径が30センチメートルを超えるもの)は中を空にして粗大ごみ |
| 名古屋市 | 2つのページで書き方が違う。「発火性危険物の分け方・出し方について」(2026年5月22日更新)は、灯油・ガソリンを「排出禁止(販売店・ガソリンスタンドなどへご相談ください)」としている。「処理困難なもの」(2026年8月4日更新)は、灯油などの廃油は中身の入った状態で通常の収集に出すことはできないとし、販売店などに相談するか、布や紙に染み込ませて可燃ごみに出すよう案内(廃油処理キットで固めて可燃ごみにする方法も)。環境事業所での引き取りは行っていない。どちらのページも販売店などへの相談を挙げているため、まず販売店・ガソリンスタンドに相談し、ほかの方法をとる前に市の案内を確かめる | このページには記載なし |
| 仙台市(2026年3月27日更新) | 灯油や廃油は市では収集しない。処理業者に委託するか販売店等に相談。断られるなど相談先がない場合は環境局家庭ごみ減量課(022-214-8226)へ | このページには記載なし |
札幌市は、ホームタンク・ドラム缶を「市が収集しないごみ」とし、販売店や専門の取扱業者に相談するよう案内しています。灯油タンク(ポリタンクを除く)は大型ごみで、容量25リットル以下は200円、25リットルを超え90リットル以下は500円です。
出典:大阪市「品目別収集区分一覧表(50音順)」(新しいタブで開きます)/名古屋市「処理困難なもの」(新しいタブで開きます)・「発火性危険物の分け方・出し方について」(新しいタブで開きます)/仙台市「灯油等の流出事故を防ぎましょう」(新しいタブで開きます)/札幌市「市が収集しないごみ」(新しいタブで開きます)(2026年1月19日更新)・「大型ごみ手数料」(新しいタブで開きます)(2025年4月11日更新)(いずれも2026年10月25日確認)
余った灯油はどうしたらいいですか?
まず、家庭の外流しや側溝に捨てないことです。仙台市は、春先に使い切れずに残った灯油の投棄が原因とみられる河川の水質汚濁事故が多いとし、油が側溝や流しから流れると水路や川を汚し、上水道や農業用水などに支障が出るおそれがあると案内しています。事故の原因者は、清掃費用の負担や農作物の被害への損害賠償を求められることがあり、側溝などの高圧洗浄が必要になると費用が数十万円から数百万円になる場合があるとしています。
処分するときは、購入した販売店やガソリンスタンドに相談します。翌シーズンに残さないよう、仙台市は灯油を計画的に購入するよう、柏市消防局は購入を必要最小限の量にするよう呼びかけています。
余った灯油を翌シーズンのストーブに使うのは避けます。北九州市消防局は、劣化した古い灯油は石油ストーブなどの芯を劣化させ、火災になる場合があるので使わないよう呼びかけています。柏市消防局は、ポリエステル容器に含まれている可塑剤が溶け出した変質灯油をストーブに使うと芯にススなどの不純物が付き火災の原因になるとし、黄色や茶色に変色している灯油は変質灯油と思われるとしています。
出典:仙台市「灯油等の流出事故を防ぎましょう」(新しいタブで開きます)/北九州市消防局(新しいタブで開きます)/柏市消防局「危険物の取扱い」(新しいタブで開きます)(2021年2月26日更新)(いずれも2026年10月25日確認)
ホームセンターで古い灯油を処分できますか?
ホームセンターが古い灯油を引き取るかどうかについて、公式の案内は確認できませんでした。灯油を買ったホームセンターに引き取りの可否と料金を問い合わせ、断られた場合はガソリンスタンドなどに相談します。仙台市のように、相談先が見つからない場合の窓口を設けている自治体もあります。名古屋市は「処理困難なもの」のページで、ホームセンターなどで販売している廃油処理キットで固めて可燃ごみに出す方法も案内しています(同市には灯油を排出禁止とするページもあります。自治体での扱い)。お住まいの自治体の案内に従ってください。
出典:仙台市(新しいタブで開きます)/名古屋市「処理困難なもの」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
よくある質問
灯油はどのように保管すればいいですか?
北九州市消防局は、灯油に対応した容器を使い、使う前にひび割れなどがないかを確かめ、保管・運搬のときは栓を閉めて密閉し、風雨や直射日光を避けて火気のない気温差の小さい場所に保管するよう案内しています。燃料の灯油などを多量に保管する場合は届出や許可が必要になるため、事前に最寄りの消防署に相談するよう求めています(北九州市消防局(新しいタブで開きます)、2026年10月25日確認)。
灯油のポリタンクにガソリンを入れてもいいですか?
柏市消防局は、灯油用のポリタンクにガソリンを詰め替えることはできないとし、ガソリンは消防法令に適合した容器(金属製携行缶)を使うよう案内しています(柏市消防局「危険物の取扱い」(新しいタブで開きます)、2026年10月25日確認)。
次にすること:販売店・ガソリンスタンドに相談し、自治体の案内を確かめる
余った灯油・古い灯油は、まず購入した販売店か近くのガソリンスタンドに、引き取れるかと料金を相談します(大阪市・名古屋市・仙台市の案内)。相談先が見つからない場合の窓口や、可燃ごみに出す方法を認めるかどうかは自治体ごとに違うため、お住まいの地域のページで自治体の案内を確認してください。灯油が残ったストーブは石油ストーブ・ファンヒーターの処分方法、ほかの危険物の出し方は危険物・処理困難物の処分方法にまとめています。