位牌・神棚・仏具の処分方法(ごみの区分・供養の相談先)
結論:位牌・神棚・仏具は、宗教上の扱いと、ごみとしての出し方を分けて考えます。宗教上の扱いは宗派や神社・寺院で考え方が違うため、当サイトでは判断しません。全日本仏教会は所属の宗派への問い合わせを、神社本庁は古い神棚を取り換えるときに氏神神社の神職へ相談することを案内しています。ごみとしては、名古屋市は神棚を可燃ごみ(45リットルの指定袋に入らないものは粗大ごみ)としていますが、位牌は大阪市・名古屋市・札幌市の分別一覧に品目としての記載がありません(2026年10月25日確認)。費用は、寺院・神社に頼む場合はその費用(依頼先に確認)、ごみとして出す場合は袋代か粗大ごみの手数料が中心です。
お住まいの市区町村での出し方・相談先は、地域から探すで確かめられます。
位牌・神棚・仏具の処分方法の比較(寺院・神社・自治体・販売店・回収業者)
| 方法 | 費用 | 申込・日時 | 運び出し | 向いている場合 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 寺院・宗派の窓口に相談 | 依頼先に確認 | 付き合いのある寺院か所属の宗派の窓口に問い合わせる | 依頼先に確認 | 位牌・仏具を手放す前に供養を相談したい | 全日本仏教会は、宗派により仏事作法などに違いがあるため、宗派を確認のうえ所属の宗派に問い合わせるよう案内 |
| 神社に相談・納める | 神社に確認 | 受けた神社か近くの神社に相談 | 神社に持参する(受けた神社に送る方法も案内されている) | 神棚・お神札・お守りを納めたい | 神社本庁は、前の年のお神札やお守りは受けた神社に納めるのがよいとし、古い神棚を取り換えるときは氏神神社の神職への相談を案内 |
| 自治体のごみ | 袋代・粗大ごみの手数料 | 収集日に出す(粗大ごみは事前に申し込む) | 自分で出す | 神棚・線香・ろうそくなどをごみとして出す | 品目と大きさで区分が変わる。位牌は確認した3市の分別一覧に記載なし |
| 仏壇店・神具店などの販売店 | 店ごとに違う | 店に直接確認する | 店による | 仏具・神具を買い替える | 業界団体(全日本宗教用具協同組合)の公式サイトでは、処分・引き取りの案内は確認できなかった |
| 回収業者・遺品整理業者 | 業者の見積もり(料金の決まり方は料金相場) | 業者と日時を相談 | 業者による | 仏壇ごと・家財ごと片付ける | 家庭の不用品を運ぶには市区町村の許可(または委託)が必要。供養を含むかどうかは見積書で確認 |
出典:全日本仏教会「仏事やお悩み相談」(新しいタブで開きます)/神社本庁「よくある質問」(新しいタブで開きます)・「神棚のまつり方」(新しいタブで開きます)/全日本宗教用具協同組合(新しいタブで開きます)/名古屋市「ごみ・資源分別検索」(新しいタブで開きます)(2026年10月14日更新)(いずれも2026年10月25日確認)
仏壇本体の出し方と手数料の例は仏壇の処分方法にまとめています。
自治体での出し方(ごみの区分・回収拠点・地域差)
| 品目 | 大阪市 | 名古屋市 | 札幌市 |
|---|---|---|---|
| 神棚 | 分別一覧に品目なし | 可燃ごみ(容量45リットルの指定袋に入らないものは粗大ごみ) | 分別辞典に品目なし |
| 位牌 | 分別一覧に品目なし | 分別検索に品目なし | 分別辞典に品目なし |
| 線香 | 分別一覧に品目なし | 可燃ごみ | 線香の箱(紙製)は雑がみ(線香そのものの品目はなし) |
| ろうそく | 普通ごみ(水に浸し、完全に消火を確認する) | 可燃ごみ(ローソク) | 燃やせるごみ(有料) |
| しめ縄 | 分別一覧に品目なし | 可燃ごみ | 分別辞典に品目なし |
出典:大阪市「品目別収集区分一覧表」(新しいタブで開きます)(2026年5月22日)/名古屋市「ごみ・資源分別検索」(新しいタブで開きます)(2026年10月14日更新)/札幌市「家庭ごみ50音分別辞典」(新しいタブで開きます)(2026年4月28日更新)(いずれも2026年10月25日確認)
分別一覧に品目がない物は、素材と大きさで判断するか、自治体の窓口に問い合わせます。札幌市は、分別辞典は一般的な形や大きさを基準にしているため、実際のごみによって分け方が変わる場合があるとしています。お住まいの自治体の案内は地域のページから確認してください。
供養・お納めを頼む先(寺院・宗派の窓口・神社)
神棚・お神札について神社本庁が案内していること
- お神札やお守りは1年ごとに新しく受けるのがよいとされ、前の年のお神札やお守りは受けた神社に納めるのがよいとしています。受けた神社に行けない場合は、近くの神社に相談するか、気持ちを添えて受けた神社に送る方法も挙げています。
- 初めて神棚を設ける場合や古い神棚を取り換える場合は、神職にお祓いをしてもらい神棚のお祭りを行うとよいとし、氏神神社の神職への相談を案内しています。
- 地域によっては、神棚や宮形を用いずにお神札をまつるなど、さまざまな風習があるとし、地域の伝統を大切にするよう案内しています。
出典:神社本庁「よくある質問」(新しいタブで開きます)・「神棚のまつり方」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
位牌・仏具について
全日本宗教用具協同組合は、仏壇には本尊と位牌をまつるとし、回忌法要の回数は地域や菩提寺の考えによって違い、浄土真宗には追善供養という考え方がないと説明しています。位牌を手放すときに供養を行うかどうか、どこに頼むかは、付き合いのある寺院(菩提寺)や所属の宗派の窓口に確かめてください。当サイトは特定の寺院・業者を紹介していません。
出典:全日本宗教用具協同組合「お仏壇の選び方」(新しいタブで開きます)/全日本仏教会「仏事やお悩み相談」(新しいタブで開きます)(いずれも2026年10月25日確認)
回収業者に頼むときの確認点(料金の決まり方・許可)
仏壇や家財とまとめて片付けるときは、回収業者や遺品整理業者に頼む方法があります。
- 料金:当サイトが調べた不用品回収業者の公式サイトの表示では、大型家具・大型家電の単品の回収は1,980円〜2,200円〜(税込・4サイト)、軽トラック1台分のパックは9,800円〜19,800円(税込・7サイト)で、多くは「〜」付きの下限でした(調査日:2026年10月22日、2026年10月25日再確認。当サイトの掲載業者ではありません)。実際の金額は見積もりで変わります(不用品回収の料金相場)。
- 許可:国民生活センターは、遺品や住まいの不用品を廃棄物として収集・運搬する事業者は、市町村の委託業者か、市町村長から一般廃棄物処理業の許可を受けている必要があると説明しています(許可の確認方法)。
- 残す物を分ける:国民生活センターは、大切な遺品を誤って処分されるケースもあるとして、残す遺品と処分する遺品を明確に分け、作業にはできるだけ立ち会うよう呼びかけています。位牌や写真は、作業の前に取り分けておきます。
- 供養の扱い:業者が供養の手配をうたう場合は、どこで・どのような形で行うのか、費用が見積もりに含まれるのかを書面で確認します。
出典:国民生活センター 見守り新鮮情報 第525号(新しいタブで開きます)(2025年10月30日公表・2026年10月25日確認)
掲載業者について
当サイトは、家庭の不用品を回収できる許可(または市区町村の委託)を確認できた業者だけを掲載します。2026年10月31日現在、掲載業者は0社で、掲載基準を満たす業者を確認中です。基準は評価基準と掲載基準をご覧ください。業者に頼むときは、業者の選び方(依頼前のチェックポイント)の順に確かめてください。
よくある質問
お位牌の処分費用はいくらですか?
寺院に供養を頼む場合の費用は、依頼先によって決まります。当サイトでは、公的機関や業界団体が公表した位牌の供養・処分の費用の目安を確認できなかったため、金額の目安は載せていません。付き合いのある寺院か所属の宗派の窓口に直接確かめてください(全日本仏教会は、宗派により仏事作法に違いがあるため所属の宗派に問い合わせるよう案内しています)。ごみとして出す場合は、自治体のごみ袋代などがかかります。
位牌はいつまでとっておくべきですか?
宗派や地域、寺院の考え方によって違うため、当サイトでは決められません。全日本宗教用具協同組合は、回忌法要の回数は地域や菩提寺の考えによって違い、浄土真宗には追善供養という考え方がないと説明しています。手放す時期や方法に迷うときは、付き合いのある寺院か所属の宗派の窓口に相談してください。引き継ぐ人について、民法第897条は、系譜・祭具・墳墓の所有権は慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継し、被相続人の指定があればその者が承継する(慣習が明らかでないときは家庭裁判所が定める)としています(e-Gov法令検索「民法」(新しいタブで開きます)、2026年10月25日確認)。位牌や仏壇がこの規定の「祭具」に当たるかどうかを含め、個別の扱いや家族で意見が分かれるときは、弁護士などの専門家に相談してください。
お住まいの地域の出し方と相談先を調べる
神棚や仏壇の粗大ごみの申込先や、家庭の不用品を業者に頼めるかどうかは自治体ごとに違います。お住まいの地域のページで確認してください。人形・ぬいぐるみもあわせて整理する場合は供養品・思い出の品の処分方法へ。