家電処分をしたいが買い取りは何の業者へ頼むの?
家電をリサイクルに回すのなら、まずは誰でも真っ先に浮かぶのが「買取」ではないでしょうか。
今はインターネットでも、不用品買取は当たり前のようにあるので、ひとり暮らしなどの引越し整理では、ネットを利用した買取りが非常に便利かもしれませんね。
ところで、こうした「家電買取」で気をつけるべき点は、「家電を売ってお金を儲けよう」と考えないことです。
法律として、中古品を販売で出来るのは、古物商の許可申請が必要ですから、持ち込み以外は送料や「基本料金」などのの差額で、売った方が逆に費用を払うケースがほとんどです。
また、営業として中古品買取を行う場合は、認可の他に名貸しの禁止、営業場所の制限、許可標識の掲出義務などもあるので、これらが無い場合は例えネット買取業者でも行政処分を受ける場合があります。
「できる限り安く仕入れて、高額で販売する」のは、売る側も買う側も全く同じだというのが、中古品買取の原則です。
法律では、「営業」として行わず、一回的に行う場合の物品売却は古物商に該当しないとしています。
自己使用といいながら、転売するために「古物」、いわゆる中古品を売る場合は古物商の許可が必要です。
通電しない家電や、故障品はまず間違いなく”タダ”でも、もらってはくれません。
最近では、盗品の多くがリサイクルショップに流れるため、業者の方もあまりに状態の良い家電などは、警戒して買ってくれないこともあります。
郊外の大型のリサイクルショップなどでも、持ち込みなら見積もり次第で、売った金額はもらえるかもしれませんが、大体6年前の洗濯機であれば5,000円〜1万円で売られていることがあるため、「古物商の基準」と言われる販売価格7分の1で考えると、どう考えても数百円〜1,000円か2,000円程度と言えます。
冷蔵庫は、大型はかえって引取りはしてくれず、1人用の小型冷蔵庫など需要があるものの方が、好意的に買い取ってもらえますね。
ラジカセなど小型家電は、まず「二束三文」と考えていいでしょう。
また、今は廃盤となっており、加えてコレクターズアイテムに相当するものは、チェーン店のリサイクルショップや個人営業中古品販売業者でも、根本的に付加価値を考慮して見積もりは絶対に出しませんので、そうした品物はインターネットオークションに出品したほうが、買取価格は高いと思った方が良いでしょう。